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お薦めタイトル

Bailando con cabras / Manteca

アルバムタイトルの「Bailando con cabras」が意味する「山羊と踊りながら」という表現は、まさにラテンジャズそのものを表しているといえます。
このアルバムの1曲目、「Jamaica」はキューバ音楽のパーカッションとジャズがミックスされた作品。
しかし、注意深く「Angelines」など他の曲に耳を傾けると、キューバ音楽を超えてさまざまな音楽の影響をうけていることがわかります。アフリカン・パーカッションやギターという大胆な組み合わせの演奏は、聴きごたえ十分です。
このアルバムで、楽器の奏でる素晴らしいアレンジがみなさんを音楽の旅へと誘います。もう踊らずにはいられないでしょう!


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『ナルト』&『カンディード』

『ナルト』岸本斉史
『ナルト』をもう読んだ人にも読んでいない人にも、漫画ファンのみなさんにぜひおすすめします!
この風変わりな主人公が誕生し、読者をさまざまな冒険に巻き込むこと、すでに十数年。忍者アカデミーに通う超問題児忍者は、素晴らしい忍者になって、伝説の「木の葉」の一員となるという夢を抱きます。しかし、忍者への道はなかなか厳しく、ナルトは、修行を重ね、腕を磨きます。ナルトのまわりの不可解な出来事は、村に煙たがられます。そんな中、ナルトは友達を見つけます。かわいいいサクラちゃんとちょっと横柄なサスケくん、そして不思議なカカシ先生がナルトの仲間となります。ナルトに出会う人々は、まだ幼い少年が持つ寛大な気持ちと強い意志に心を打たれ、彼ら自身も変っていくのです。


『カンディード』ヴォルテール
『カンディード』は、誰もが直面する子供から大人への移行期を、ユーモアと皮肉そして滑稽さを織り込んで描いた作品です。この作品は、人生の転換期を的確に描写した文学名作『入門編』といったところでしょうか。作家は、とりわけカンディッドという人物をアンチ・ヒーローとして登場させます。
この思いやりにみちた人物は、波乱の中で人間の欠点と長所を学びます。人は旅立ちの時には、純真無垢であっても、旅の終わりには人間的に成長しています。
カンディッドは一人で成長したのではありません。また、読者もヴォルテールのペンから紡ぎだされ、この作品の登場人物の性格に奥深さを与えるような教訓に惹かれるでしょう。

憎しみ

la_haine.gif崩壊した社会の話
落ちていきなながら
繰り返し自分に
こう言い聞かせた
「ここまでは大丈夫
ここまでは大丈夫
ここまでは大丈夫」
パリ郊外。ある移民の若者が警官から暴行を受けて重体となる事件が起こり、それに抗議する形でパリ郊外で若者たちによる暴動が起き、ユダヤ人のヴィンスはは暴動の最中に警官が落とした拳銃を見つけます。友人のユベール(黒人)とサイード(アラブ人)の三人で、憎しみの渦に巻き込まれてしまいます。郊外居住者の世間に対して抱いている憎しみや、警官の郊外若者に対して抱いている憎しみ。
1995年カンヌ国際映画祭監督賞や1996年フランス映画賞セザール賞を三受賞したマチュー・カソヴィッツ監督の『憎しみ』は、公開期間中パリ郊外のゲット化や警察による暴力といった問題に関する激しい論争を起こしました。
モノクロで撮影された映画で、ドキュメンタリータッチの「バンリュー」と呼ばれるパリ郊外そのものとその特別の雰囲気を正確に描こうとしている作品です。

永遠不変の問題をテーマにした『憎しみ』は、公開後14年たった今でもとても興味深く、現在の「バンリュー」の現実にも通じるものがあります。『憎しみ』は社会を鋭く切り取り、社会問題を考えらせる映画です。

-M-

M.jpg鬼才-M-。並外れたエネルギー、電気が走ったような熱狂、心に響く音。-M-ことマテュー・シェディドの音楽は、意外で、陽気で、悲しくて、メロディアスで、時にはファンクあり、ロックあり、そしてアフリカやジャズのリズムありと、さまざまな要素が詰まっています。
好きか嫌いか、あるいは、すでにハマっているか、そのうちハマるか・・・。
今までじっくり聴いてみようとは思ってなかたのですが、周りの-M-ファンにすすめられ、ずっと気になっていたので、聴いてみたら、その独特の音、ノリのいい歌詞に私もすっかりハマってしまいました。
フランスではかなり人気のあるマテュー・シェディッドは、型破りで天才的なアーティスト、素晴らしいミューシャンであり、また腕のあるギタリスト、テクノシンガーですが、人気絶頂で-M-というキャラクターを封印し、伝説となりました。彼のCDの売り上げは絶好調です。
ここでは、みなさんに「En tête-à-tête 」というタイトルのライヴ版をおすすめします。
天才ミュージシャン-M-は、才能あふれるチェリスト、ヴァンサン・セガールのような今日のフランスでもっとも話題のュージシャンに囲まれ、ファンと一体となり盛り上がります。
彼の熱心なファンたちは、「そう、-M-が大好きだ!」と声を大にして言うことを恐れないでしょう。

息子のまなざし

fils.jpg「息子のまなざし」というベルギー映画を紹介したいと思います。2002年のカンヌ映画祭でオリヴィエ・グルメが主演男優賞を受賞した作品です。
主人公オリヴィエは職業訓練所で木工クラスを受け持っています。ある日、少年院から出たばかりのフランシスという少年が入所してきて、オリヴィエは彼の教育も担当することになるのですが、フランシスはオリヴィエの息子を殺した犯人だったのです。オリヴィエはこの少年とどのように接してゆくのでしょうか…?
オリヴィエ・グルメ演じるオリヴィエは朴訥な人物で、心情を吐露するシーンはほとんどありません。息子を殺された辛い過去を持ち、その犯人と対面する。自分に歩み寄ってなついてくるこの少年を突き放そうか、それとも受け入れるのか。彼とどう向き合うべきなのか、オリヴィエ本人にも分かりません。オリヴィエは胸中を語りませんが、この苦悩を観客は彼の表情や視線から感じ取れてしまうのです。撮影するカメラはオリヴィエのそばに置かれ、彼が何をどのように見るか、どこに行くかを常に追っています。カンヌ映画祭主演男優賞を獲得した、背中で語るこの演技は見物です!

ちなみに、舞台はベルギーでフランス語を話していますが、フランスのフランス語とは数字の数え方が違うようで、90をquatre-vingt-dixではなくnonanteと言うのも興味深いですね。

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