Table ronde:Histoires communes, histoires officielles – Enjeux contemporains en Europe et en Asie –
仏独プログラムの一環で行われるこのラウンド・テーブルは、フランス、ドイツ、韓国のパネリストを迎えて行われます。共通の歴史記述や、地域和解においてそうしたプロセスがどのように働くのかについて考えます。
フランスとドイツの高等学校で使用する仏独共同の歴史教科書(全3冊)の第1冊目が2006年4月に発売されました。この教科書は『1945年以降のヨーロッパと世界(高等学校文学コース、社会経済コース、科学コース用)』(ISBN 2-09-172790-3)で、フランスではナタン社、ドイツではエルンスト・クレット社が出版社となり、2人の歴史学者(フランス側はギヨーム・ル・カントレック氏、ドイツ側はペーター・ガイス氏)が共同執筆したものです。これは非常に象徴的な意味を持つプロジェクトといえるでしょう。というのは、この教科書計画が2003年の仏独青少年議会で発案されたにも関わらず、なんら公的な歴史を示すものではなく、むしろこの教科書によって両国の学生は「自国視点」から解き放たれたヨーロッパの歴史について一つの学術的な記述から学ぶことが可能となるからです。またこの教科書の記述は、学生が様々な歴史的見方や解釈ができるように教育するためのものとなっています。
福岡で開催されるラウンド・テーブルは日本の大学機関とのパートナー提携のもと、東京・大阪・京都のフランス、ドイツの文化機関によって開催される仏独プログラムの一環として行われます。この仏独の一例から共通の歴史記述に関する問いや、地域的な和解プロセスにおいてそれがもたらす決定的な側面について考え、さらにこうした歴史に関する問いが東アジア地域にもあてはまるかなどの議論へと発展していきます。
パネリスト:
コリーヌ・ドゥフランス
リオネル・バビッチ
クリストフ・コルネリーセン
李 弘杓
コリーヌ・ドゥフランス(フランス)略歴:
CNRS(フランス国立科学研究センター)研究員。パリⅠ大学の「ヨーロッパにおけるアイデンティティー、国家間及び文明間の関係」研究所在籍。仏独関係の歴史、第2次世界大戦後2国間におけるの和解プロセスの専門家である。著書に『ライン川左岸におけるフランスの文化政策:1945-1955』(Presses universitaires de Strasbourg, 1994)、『西洋の同盟国とドイツの大学1945-1949』(CNRS Editions, 2000)、またPfeil Ulrichとの共著『エリゼ条約と仏独関係、1945・1963・2003』(CNRS Editions, 2005)などがある。
リオネル・バビッチ(フランス)略歴:
日仏会館(東京)研究員、立教大学アジア地域研究所研究員。研究分野は日朝関係史、近代日本の歴史、現代日本の政治思想。日朝関係に関する多くの著書がある。『Le Japon face à la Corée à l’époque Meiji(明治時代における韓国と日本)』(Paris, éd. Maisonneuve et Larose, 2002)著者。
クリストフ・コルネリーセン(ドイツ)略歴:
1958年、ケンペン(ノルトライン・ヴェストファーレン州)に生まれる。デュッセルドルフ大学とスコットランドのスターリング大学で歴史と英語・英文学を学ぶ。2003年よりキール大学近現代史研究所で教鞭をとる。ドイツ・チェコ歴史家委員会、ドイツ・スロバキア歴史家委員会のメンバーでもある。著書に『Gerhard Ritter. Geschichtswissenschaft und Politik im 20. Jahrhundert』(Düsseldorf, 2001) など。
李弘杓(リーヒョンポン)略歴:
九州大学法学部准教授。現代国際関係、中国政治および東アジア国際関係について教鞭をとる。そのほか院生(特に、留学生)を対象とし、東アジア国際関係論(International Relations in East Asia)とアジア太平洋政治経済論(Asian Pacific Political Economy)についての講義を担当。 主に東アジアの国際関係の脈絡で、中国の対外政策と安全保障戦略に関する研究を推進している。
北垣 徹略歴:
西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻准教授。19世紀のフランス社会思想史を専門としており、とりわけ現在は精神医学の歴史を研究。
主催:九州日仏学館、西南学院大学、九州大学
共催:東京日仏学院、関西日仏学館、日仏会館、大阪日仏センター=アリアンス・フランセーズ、Goethe-Institut ドイツ文化センター(東京)、Goethe-Institut ドイツ文化センター(京都)、Goethe-Institut ドイツ文化センター(大阪)
2008年4月24日より、福岡県立美術館にて『生きる喜び 素朴絵画の世界 アンドレ・ボーシャンとグランマ・モーゼス』展が開催されます。その展覧会を、ある程度の予備知識をもって、より楽しく見るための講義を行います。エコール・ド・ルーヴル出身の講師が分かり易く解説します。
九州日仏学館創立以来、その運営に熱心に協力してきた森本芳樹氏。西洋中世史の権威として知られる一方、日仏語による定期的な談話会を主催するなど、日本とヨーロッパでの学界活動への協力を行う森本氏が、このたびフランス語での論文集をヨーロッパの権威ある叢書に刊行されました。これを記念して講演会を開きますので、皆様ぜひご参加下さい。
日仏の教員、研究者が集まって作られた日仏公法研究グループ。二国の法律システムについて認識を深め、現代の公法における問題を掘り下げていくことを目的とし1997年に創設されました。毎年フランスか日本で研究会を開催、今年は福岡が会場となります。
今年はボーヴォワール生誕100周年。国連により定められた3月8日の「国際女性デー」に際し、パリ・ドーフィーヌ大学のフェミニズム研究者を招いて講演会を行います。
福岡EU協会会報の人気コーナー『EUのお菓子たち』の執筆者、株式会社千鳥饅頭総本舗の原田浩司による、EUの国々のお菓子や文化の話と、その国の音楽を楽しむ夕べ。お話と演奏の後は、出演者を囲んでお菓子をいただきます!
フランス各地方の、また外国でのクリスマスの過ごし方や、飾りつけのちょっとしたアドバイスなど、クリスマスを素敵に楽しく過ごすヒントがいっぱいの講演会。お楽しみに!
建物を布で包み込んだり、あるいは布を使った構造物を都市や郊外の空間に持ち込むことによって、景観を一時的に変貌させ、人々に強烈な印象を与えてきた環境芸術家 クリストとジャンヌ=クロードが来日。現在進行中の2つのプロジェクトについて語ります。
九州日仏学館では、10月20日(土)を「読書祭の日」として、作家いしいしんじさんをお招きします。スライドショーやコラージュ朗読などちょっと変わった講演会「文学DJ」。どんなテーマが飛び出すかは、当日までのお楽しみ。たくさんのいしいしんじ好き、読書好きの参加をお待ちしています。
1957年3月25日、ドイツ、フランス、イタリア、ベルギー、オランダ、ルクセンブルグの6カ国が欧州経済共同体が設立に関するローマ条約に調印しました。今回の講演会は欧州連合(EU)の基礎となったこの条約調印の50周年を記念して行われ、5月と6月に行われた講演会に引き続きおこなわれるものです。
9月、10月に博多座で上演される「レ・ミゼラブル」に関する講演会を開催します。西南学院大学の北垣先生にミュージカルの舞台となった19世紀のパリについてお話していただきます。
フランス人外交官クリストフ・プノが、拡大ヨーロッパ政策に関する問題点について考察します。なおこの講演会は、西南学院大学「国際交流フォーラム」に際して行われるものです。
福岡市美術館で行われる展覧会に関連し、世界的なビデオ・アートの先駆者であるロベール・カエンの作品制作について、画像を交えながら紹介します。
福岡県立美術館での展覧会に際し、小柳由紀子が、宝飾デザイナーであり当時最も有名なガラス作家の一人でもあったルネ・ラリックの作品をたどります。
ユーログループ議長特別顧問であるギュンター・グロッシェが、21世紀に経済的な挑戦を試みている拡大ヨーロッパの主な問題点について考察します。